基準点測量
基準点の級別区分は既知点の種類、既知点間の標準距離、新点間の標準距離により定められています。目的に応じた基準点測量を計画し、測量区域内に既知点が有るか無いか調査し、その既知点精度も加味して、何級相当の基準点測量が必要か検討します。
区分項目 | 1級基準点測量 | 2級基準点測量 | 3級基準点測量 | 4級基準点測量 |
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既知点の種類 | 電子基準点 一~四等三角点 1級基準点 | 電子基準点 一~四等三角点 1~2級基準点 | 電子基準点 一~四等三角点 1~2級基準点 | 電子基準点 一~四等三角点 1~3級基準点 |
既知点間距離(m) | 4,000 | 2,000 | 1,500 | 500 |
新点間距離(m) | 1,000 | 500 | 200 | 50 |
※1級基準点測量においては、既知点を電子基準点のみとすることができる。この場合、既知点間の距離の制限は適用しない。ただし、既知点とする電子基準点は、作業地域に最も近い2点以上を使用するものとする。
スタティック法
スタティック法とは、複数の観測点に受信機を整置して4衛星以上の同じ衛星からの搬送波位相を中心とする観測データを取得します。 (観測時間は60分以上を標準)
VRS方式のネットワーク型RTK-GPS測量
VRS方式のネットワーク型RTK-GPS測量は、移動局に設置したGPS測量機でGPS衛星からの信号を受信し、移動局からその概略位置データを配信事業者へ送信する。配信事業者で補正データ等を算出して移動局に送信し、観測データと補正データ等を用いて基線解析を行って位置を決定します。(観測時間は1秒間隔10回以上を標準)
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スタティック法とVRS方式のネットワーク型RTK-GPS測量 |